注文してあったオイルヒーターが届きました。10畳用なので結構重いです。ブリードルームは12畳ですが、天井から壁面、床下まで断熱材を入れてありますので大丈夫でしょう。オオクワ飼育大事なのはいかに温度をコントロールできるか?ですね。大事な血統を生かすも殺すも温度管理。と言うのは少し大げさかもしれませんが、良い菌糸と思い通りの温度管理が重要です。温度がコントロールできないと管理がややこしくなりますから。現在エアコン二台でほぼ狙った温度帯に1度の誤差で設定可能です。扇風機二台で攪拌していますので部屋内のムラも1度未満。湿度は通年通して50%固定。しかし、エアコンの暖房最低設定温度が16度なんですよね。うちの場合ちょっと厳しい。エアコンで16度の暖房に設定すると実際の部屋温度は18度。結露している菌糸ボトル内の温度はたぶん約20度。結露は温度差によって発生しますからね。これだと少し高いんです。菌糸ボトルの蓋の裏側が結露していない場合は部屋の温度と菌糸ボトル内の温度がほぼ同じなんだと思います。前期ブリードではこのぎりぎりの温度帯での管理で35グラムクラスの川西幼虫が多数セミ化してしまいましたから参りました。で、どうしてもぎりぎり少し高めの温度帯までしか温度を下げることができないので、より低い温度を設定できるオイルヒーターを購入した次第です。これだと14度から設定できるように記載されていますので、どうなるかわかりませんが、年末から1月いっぱい様子を見ながら使ってみることにします。この冬はこれでやってみて、またセミ化するようならまた考えないといけません。オオクワブリードは毎年何らかの課題が出てきます。85ミリの領域へ到達していくためには血統、個体、管理方法など随時一つ一つ問題を潰して行くしかないですね。
環境は人それぞれ違いますから、ご自分の環境にあった管理方法を構築することがアベレージアップと省力化の秘訣だと思います。
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