この時期気温が少しずつ上がってきます。幼虫ももうじき蛹化スイッチが入る季節になってきますが、ブリードルームでは2月初旬18度で管理していて週に1度ずつ温度を上げて今日22度に設定しました。この18度と言うのは特にデータをとり最適な温度帯に設定したと言うわけではありませんが、自分の中では適温だと思って設定していたつもりでした。が、今思うと少し低かったかな?とも思い始めています。18度から1度ずつ温度を上げていくと今までほとんど菌糸を食しているように見えなかった幼虫も20度を超えると明らかに食べ方が違います。今年の羽化状況を見ながら来年は冬季を19度か20度の近辺で設定しようと思います。昨年はセミ化した大型個体が多かったので今年はこのくらいならセミにならないだろう。と思った温度帯で管理しただけなんです。大型幼虫のセミ化はこたえますから。。。


実は数日前に33グラムの幼虫が今までボトルの中央付近で居食いしていたのですが、ほんの少しボトル表面を崩したあとが見受けられたんです。1カ所だけだったんで、とくに気にしていなかったのですが、昨日はもう一カ所増えて、今日確認するとまた数カ所増えていて、どうもボトルの中で暴れているようです。もしかして蛹室作成モードに入ったのかとも思いましたが、それにしてはちょっと様子がおかしいので念のためにボトルを交換することにしました。前回交換が1月14日でしたから2ヶ月での交換です。前回33グラムの幼虫は今回30グラムでした。やはり少し暴れの影響が出ているようです。


この暴れはどうして起きるのでしょうね。体重の減少も暴れて体重が落ちるのか、他の要因で体重が落ちて、その要因で暴れが起きるのかわかりません。


時々暴れ直後に早めに交換しても体重が減少している個体も昨年は見受けられました。


今回の体重減は少し残念ですが、コレばかりは仕方がない部分でもあります。せめて30グラムをキープできたことだけでも救いかもしれません。他に2月初旬交換32グラムも同血統でいますが、こちらはまだ大人しくしています。


今年も80ミリ作出できるといいなぁと思いますが、どうなるかまだまだわかりませんね。世の中甘くないことは重々承知しているんですが。。。。


話は変わりますが、なんと18度台で蛹化した個体が1頭います。まだ蛹していますが、どんな形で羽化してくるのか楽しみです(^^