新規に販売を開始したブロックを詰めてみたようすです。
わかりやすいように11日の夜にクリアボトルに詰めてみました。
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詰め後ちょうど5日経過しましたが一番左は木製のマットプレスを使って手詰めしたボトルです。
だいたい重量で550g~560gくらいです。
まん中と右は既成品のボトルとだいたい同じになるように高圧可能なプレス機を使用して詰めました。

一番左は圧が低いのでオガ粉の間に隙間がありますので菌が回って隙間が埋まるまではもう少し時間がかかりそうです。
高圧に詰めた方は隙間も小さく比較的早く隙間が埋まりそうです。

とくに隙間が埋まらなくても問題ありませんので
あと2日もしたらどのボトルも使用にはまったく問題なく仕上がりそうですね。

菌糸の詰め具合は堅く詰めるよりも少し柔らかめの方が幼虫への負担も少なく初令を入れたときの成育スピードも速いようです。

成長スピードが速いのが良いのか遅いのが良いのかどっちが良いのか好みの問題だと思いますが最終的な幼虫サイズは違いが出ないのだろうと思います。要するに成長のピークがどこに来るか?と言うことになります。

が、

HSブロックはある程度硬めに詰めてご使用ください。

ガラスビンに堅く詰める場合は気合いを入れすぎ割れて怪我をしないようにお気を付けて。

さて、今日もボトル交換をしました。

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このラインはマツノインセクト様の伝説の84.3ミリ個体の直仔インラインの累代幼虫です。
この84.3ミリと言うのはマツノインセクト様では1♀しかインラインでのペアリングを行っておらず大変貴重な幼虫をお譲り頂き大切に累代しております。最初初令幼虫で4頭譲って頂き羽化してきた79ミリ♂を中心に2頭の同腹メスをペアリングしてそこから始まりました。

現在、純粋なこの84.3ミリインラインを累代しているのは私の他にはもういないかもしれません。

このラインは思い入れも強く79ミリのペアからようやっとここまで育ててきました。アウトには血を入れないのでずっとインラインでの累代です。他のラインにアウトで掛けるために自前でアウト用に良いラインを作り上げています。来春は良い結果が待っていそうな気がします

YG血統も幼虫はけっこう育ってきています。
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こっちも是非頑張ってもらいたいですね。

現在久留米と能勢YGで35g以上の幼虫は15頭くらい出ています。
最終的に30くらいは出て来そうな感じですが、数はいらないので
来春はなんとか最大個体あと1ミリ結果に結びついてもらいたいのが本音です。