あちこちブログを覗くと国産オオクワガタもかなり大型化してきているようです。
幼虫では30g以上は当たり前で40g以上もあちこちででているようですね。
幼虫は大きいと不全も多いですが、全体的に体重が増えてきているので完品羽化ラインも
例年より大きくなってくるのではないでしょうか。

当店では例年HSの不足からブリードそのものが思うように行えず、今年も一番重要な6月中旬から欠品と言う状況になってしまいました。
お客様に優先して販売させて頂きましたので当然当店使用分は無くどうしようかと思いましたが、昨年から細々と試験的に使用していた菌糸(CS)を急遽導入したのでなんとかストレスの少ないブリードを行えています。ちょっとリスクもありましたが、結果は満足できる状態です。
すでに仕様も決定し来春から販売を開始致します。

菌糸の傾向としては

成長スピードはHSのほうが少し早い
粒子はHSのほうがかなり粗い
最終的な幼虫体重は個体差の範囲に落ち着くと思うが僅かにHS有利か。
詰め具合はHSのほうが堅く粒子の関係から持ちも良い。
HSのほうが堅く詰まっているので暴れにくい。
価格はHSのほうが高い。

とこんな感じです。

現在のブリード状況は年明け1月中旬から3本目への入れ替えが本格的に始まります。
様子は40gはどうかわかりませんがだいたい世間並みのような気配です。
例年が悪すぎた部分も大きいと思いますが、今年は♂2本目1400に入れ替えた後けっこう菌糸を食い上がってくる幼虫が多いので格段に幼虫の育ちは良さそうな印象は持っています。
インラインで組んだC5も羽化の部分はまだわかりませんが、幼虫の育ちを見る分には満足な結果を期待できそうです。

今年はYGと川西Gのブリードとなりましたので久留米はいません。
来年は僅かにやる予定ではいますがもしかしたらまたやらないかもしれません。

早期羽化も少しやっていますが、当初予定していたスケジュール通りには行かずだいぶ遅れたりまだ幼虫をしていたりするのもいます。来年は予定する羽化時期を含めて管理方法も見直す必要がありそうです。
ほとんどの場合温度を上げて蛹にならない場合はボトルを入れ替えるとそのショックで蛹になっていくのが多いのですが、それも決め手に欠けている状況です(特に川西)。来年はまた違う手段を取り入れる予定です。

私生活のほうでは9月後半23日に左胸の肺に穴が開き10月にはいり入院手術となりました。今回は2回目の左肺気胸と言うこともあり手術時間も前回の1時間半から5時間へと大幅に伸び術後の経過もちょっと大変でした(笑)現在はほぼ普通の状態に戻っていますが時々少しばかりの痛みがあります。これはまだまだ取れないのでしょうと思います。
手術前の検査では右肺にも気胸の元が見つかりましたので数年くらいのうちにまた入院だろうと思います。
気胸は私くらいの年代では珍しく、若い人がなると国家試験にも出るんだよインフルエンザの予防接種を受けに行ったときに同級生のドクターに言われました。私はまだ若いのでしょうか(笑)

私が退院した後には入れ違いで嫁さんの母親が大腿部を骨折して手術でした。

そのあとは嫁さんの大腸ポリープの手術があり(これはたいしたことない)

最後のトリは17年生活を共にしてきた愛犬が31日に亡くなりました。
これが私にとって一番大きな出来事で愛犬は午前中は立ち上がってウロウロしていたのに午後2時に急変して死亡です。食事はとれなくなっていたので数日のうちとは思っていました。
最後はついていて看取れましたので良かったです。

ほんとうにこの10月はいろいろなことがありましたが、無事に年を越せそうです。

また来年も今年同様よろしくお願いいたします。