オオクワガタを飼育していて幼虫の数が増えてくる。菌糸コンテナに詰め込んで積み上げる。こうなっている方は多いことと思いますが、このコンテナは800のボトルで16本、1400のボトルで9本の収納が可能になっています。

幼虫を管理する上でボトル周辺の温度はある程度把握して全体をむら無く温度管理しないと自分で管理しているつもりがまったく管理していないことになりその年のブリード結果を見てどこを修正したら良いのかまったく見当がつかなくなります。

特にコンテナを多段に積み重ねた時は中心のボトルと周辺のボトルでかなりの温度差が出ていることが予想されます。

ブリードルーム18度で管理しているつもりが内側のボトルは20度を超えているとか。。。失敗して始めて気がつくんです。

ラックの棚に2段程度であれば上下は循環している空気に触れていますのでさほど問題ないと思われますが、写真のように上のコンテナを二段にすることで、上下のボトルの空気穴周辺に空間を作る事が可能になります。これによってどの程度空気が循環していくのかわかりませんが、上の段が1枚でコンテナの底が下の段のボトルの空気穴に密着することと比べると格段に空気の供給は余裕ができていると思われます。

上の段を2段にする時は上側のコンテナにボトルを置くと下が内のでたわんで安定性が悪くなります。コンテナを移動させるたびにボトルがグワングワン動きますから。これを防ぐのに薄いベニヤ板を上のコンテナの底に入れています。
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こんなかんじです。

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5段とか6段とか積み重ねる時は是非思い出して参考にしてください。