数日前に羽化していたなな丸75系統の個体をボトルから掘り出しました。蛹の時にボトルの外からぼんやりと透けて見えるシルエットは、普通のなな丸血統の蛹かなぁ?と思っていましたが、今朝ボトルから掘り出してみました。まだ羽化して3日程度だったので少し早いか?とも思ったのですが、以外と上翅が色づいていましたし、お尻もさほど出ているようではなかったので割り出し実行です。順調に掘り進み蛹室の上部がボコッと開いたとき、驚くほど顎と頭部の発達した個体が目に飛び込んできました。パッと見たとき先日羽化不全した顎幅6ミリ程度の個体と頭部と顎の感じが良く似ています。もしや!と思い、慎重に掘り出してノギスを当てて見ると、思った通りとても強烈な個体です。体長77ミリ、頭幅27.2ミリ顎幅6.2ミリです。おまけに張り出しOKで親の75ミリをそのまま大きくしたような個体です。まだ羽化して間もないので写真撮影は控えましたが、近いうちに撮影して掲載したいと思います。なな丸75の形を維持したまま80オーバーと言うのが私にとって作出してみたい夢の個体のため、この個体は現時点では来期の種親候補です。今後この個体を超える個体が出てこなかったら種親となることでしょう。先日幼虫で購入して頂いたお客様から嬉しいメールを頂きました。そのメールでは体長75ミリ頭幅27ミリ顎幅5.8ミリ個体が羽化してきたそうです。『なな丸ワールド』素晴らしいですこの血統はどこまで進化していくのか楽しみでなりません。なな丸ファンの皆様、今回羽化した個体は画像掲載を楽しみにお待ち下さいね。