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これから少しずつ飼育情報などメモ代わりに書き留めていこうと思います。思いついたこととかですが、いずれまとめようかと思っています。


オオクワガタのブリードはまずペアリングからですね。


サイズは適合表が時々掲載されていますが、サイズに関してはさほど気にしなくて良いと思います。所詮♂と♀ですから狭いところに閉じこめられて当人どおし気に入ったらなんとかなるものですよ


ペアリング可能な時期は一般的には羽化後♀6ヶ月♂3ヶ月経過して冬を越した個体を使用すると言われていますが、実際そのくらいだろうと思います。


♀が成熟していないと産卵数が少なかったり無精卵がオンパレードすることがありますし、羽化後6ヶ月でも成熟度合いには個体差もあるでしょうから、間違いのないところでは羽化後1年越冬個体というのがベストだと思います。


画像は現在実際にペアリング中のケースです。大きめの餌皿ゼリー♂用に大きいのと♀用に小さいのがセットできる大きな餌皿をセットしています。ケースは大きめのコバエシャッター中ケースを使います。このコバエシャッターはマットなどの水分が蒸発しにくく霧吹きの回数など少なくて大丈夫です。


まだ気温が高くないので温室を使用して27度程度で管理します。他に蛹化促進ボトルも入っているのでこの温度帯を使っていますが、実際はもう少し低く25度程度から23度程度でも大丈夫だと思います。ケースには♂を最初に2日程度ケースに入れて慣らし、その後♀を投入4日~5日程度同居させます。たいていはこれで相性さえ悪くなければペアリングは完了します。ベテランの♂であれば3日もあれば大丈夫でしょう。


ペアリング同居後、♂が♀を追いかけ回し♀が雄を拒み噛まれるようじゃ状況の場合は相性が悪くペアリングが出来ていないか、すでにペアリングが完了しメスは栄養補給モードに突入していて♂を拒んでいる場合がありますので♀を一旦引き離し状況を判断してメスを再度ペアリングするかそのまま産卵セットに突入するか検討します。


4,5日して餌皿のしたで♂♀仲良く並んで休んでいる場合は無事ペアリングが完了していると思って良いでしょう。


このようにして産卵セットを組むまでにペアリングを完了してメスにはゼリーをたっぷりと食べて栄養補給をさせます。一度受け入れた精子は産みきらなければ翌年までもメスの体内に蓄えられ産卵可能な状態を維持します。