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夕べ遅く羽化した個体です。この個体は以前の日記で紹介した蛹とは別の激太蛹です。頭幅胸幅が異様に広く蛹の形状はお尻が極端に短い蛹でした。蛹の時に寝返りも打てず、どうなってしまうか心配だったのですが、羽化が始まりました。羽化モードに入ると何とか寝返りは打てそうな雰囲気でしたが、「拙者助太刀致す」と言うことでうつぶせにしました。そのご10分くらいすると背中が割れ始め羽化が開始。目を離した隙に仰向けにひっくり返っています。お尻が極端に短いために体を少し起こしたときに支えられなかったようです。仰向けに戻してみるとなんと羽根の長さとお尻の長さが同じくらいなのにはビックリしてしまいました。脱皮の皮も途中で止まってしまい脱げていません。しかたなく人工蛹室から取りだし皮を取り去りまた蛹室に戻しました。これはたぶんダメだろうなぁと思いつつ様子をうかがっているとなぜかお尻が伸びてきました。羽根も無事閉じ通常の羽化モードに戻ったような気がしましたので安心して睡眠に付いたのですが、朝起きてみてみると.。黒い体液がしみ出して中に仕舞われるはずの羽根やお尻の部分に黒い何かがこびりついている状態です。個体を取りだし、蛹室ないの水分をティッシュにしみこませ少し綺麗にして、お尻を拭いて、羽根を拭いて、やっと写真の状態になりましたが、どうなのでしょうね?この個体はダメかもしれません。写真を見て下さい。顎が極太で楽しみにしていたんですけどね。この血統は形が固定されていないようで、すべてが極太になるわけではなく、2,3割は太いですが、今回のブリードではこの個体ともう一頭が極太でいるだけです。なんとか持ち直すと良いのですけど・・・